退職代行サービスに携わっていると、様々な人間模様が見られますし、企業側のホワイト度合やブラック度合も垣間見る事ができます。
そんな退職代行サービスで、相談にいらっしゃるお客様がもっとも心配されている事が「会社とのトラブル」です。

退職願を受理してくれないという会社との交渉と対応

「退職代行サービスを利用しても、個人の住所や電話番号は分かっているし、こちらに直接連絡がきたらどうしよう・・・」「出るところに出るとか言われて裁判沙汰になったらどうしよう・・・」「本当に代行サービスに任せてしまって逃げ切れるものなの・・・?」など、多くの不安の声を伺います。

実際、強硬手段に出ようとする会社も沢山見て来ました。
素直にこちらの主張を飲んでくれれば、弊社としても手を焼かずに済み有難い限りなのですが、そうは問屋が卸しません。

実際に、こんなトラブルがありました。

我々から見てもかなりのブラック企業にお勤めだったAさんは、何度打診しても絶対に退職願いを受理してくれないという悩みを抱えて弊社に依頼してくださいました。
自分には労基に訴えるとか、そういった知識が無いため、いっそ全部お任せしたい、と仰るAさんは、一刻も早く会社から抜け出したいと切に願っていらっしゃいました。

弊社で承り、退職代行業務を進めていたのですが、Aさんから伺っていた通り、会社の上層部の方々に話がなかなか通らず、とても苦労しました。
Aさんには「もう明日から会社へ行かなくて大丈夫です。あとは弊社スタッフが全て進めます」とお伝えしたのですが、当然Aさんの電話に何度も電話があったそうです。予め電話には出なくても良いし、着信拒否にしても構わないともお伝えしてあったのでAさんは出なかったそうですが、57件も着信履歴が入っていたというのを聞いた時は、我々も軽く戦慄しました。

会社の方からは「Aさんに連絡がつかない!どうしてくれるんだ!訴える!」と騒がれますし、こちらとしても労基や弁護士などを持ち出して正論で理論的にお話をしようとしたのですが、ただギャーギャー喚くだけで、あげく「家まで直接行く」と言い出してしまったので、最終手段を持ち出したという結果になりました。

最終手段は企業秘密ですが、その後Aさんは無事退職され、平穏無事な生活を送られています。